ローヤルゼリーを産地で選ぶ

まず、日本のローヤルゼリー製品の原料は、ほぼ全て中国産です。
食品だけでなく、健康食品でも中国産というと敬遠したくなる向きはあるかと思いますが、ローヤルゼリーに関しては、そこまで神経質になる必要はありません。

中国産と聞くと、農薬や抗生物質の散布によるミツバチ生息域の環境悪化への懸念があると思います。
しかし、ミツバチの生息域で農薬や抗生物質などを使用すると、ミツバチの帰巣本能を阻害して、巣に帰れなくなったり、ミツバチが死んでしまうという問題が発生し、ローヤルゼリーそのものを採取できなくなってしまうのです。
そのため、中国ではミツバチ生息域での農薬や抗生物質などの環境悪化につながる因子は激しく規制されています。
規制により環境を保持したミツバチ生息域は、なんと日本へローヤルゼリーを輸出するための専用農場として利用されているのです。

農薬や抗生物質の規制により、厳しく管理された中国の専用農場は、日本と比較して地域による気候の差や、広大な面積、開花している花の種類など、日本でのミツバチ飼育よりも最適化されていて、一年を通して花の蜜にあふれる、ミツバチにとっては非常によい環境となっているのです。

このように、中国産という言葉で抱きがちな不信感は、ことローヤルゼリーに対しては、見事に払拭されています。
しかし、一方では中国の環境問題はローヤルゼリーに対しても影響が及んでいるという声もあります。
専用農場で厳しく環境を保全しているといっても、やはりそうした見方はどうしても存在します。

そこで、中国産にかわるローヤルゼリーの産地として、台湾も注目されています。
国土こそ中国には及びませんが、温暖な気候と豊かな自然が養蜂に適していて、衛生管理も徹底されています。
日本と距離が非常に近いことで、新鮮なローヤルゼリーの輸入が可能であることもメリットとなっています。

中国や台湾以外にも、オーストラリアやニュージーランドからも、ローヤルゼリーの輸入はされていますが、距離の問題で鮮度が落ちてしまうという問題を抱えています。
品質そものものだけでなく、鮮度もローヤルゼリーにとっては非常に重要です。
鮮度という点でいえば、輸入に頼らない国産品が最も優れていますが、国産のローヤルゼリーは全体の約5%程度と、量が非常に少ないうえ、価格も高いです。

品質だけでなく、鮮度という観点から見れば国産品に軍配があがりますが、もちろん消費者にとっては価格も重要です。
外国産だから悪いという先入観を持たずに、自分の状況に適したローヤルゼリーを選びましょう。